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2012年2月15日 (水)

医療学習ノート 『患者よ がんと戦うな』

近藤誠『患者よ がんと戦うな』1995年 より
本の出版は1995年だが、1988年から主張していたという。

・健診・治療(手術・抗がん剤)が延命に繋がらない
・がん検診は意味がない。効果が証明されていない
・がん治療法の手術・抗がん剤は効果がない

がんには3つの種類がある  
治療可能ながん
治療不可能ながん
治療しなくても治るがん 大きくならない、移転しない  =がんもどき

検診
がん検診は社会全体で死を減らす効果がない。効果が証明されておらず、デメリットもある。
肺がん検診  効果がない
乳がん検診  効果がない   年齢により一部効果ある
大腸がん検診 効果がない   
胃がん検診  ほとんどピロリ菌が原因

検診-レントゲン検査により、日本で年1万人ががん死する。CTSでも被曝。 医療被曝は世界一

「定期検診-早期発見-早期治療-完治」というストーリーができあがっているが、検診-早期発見-早期治療には死を減らす効果はない。
治療法のうち手術と抗がん剤は害が大きい
検診-予防
社会的コスト、デメリットを伴う。社会全体で行うのには効果の科学的証明が必要。
それより他にやるべきことがある。検診に使う金は福祉へ回した方がいい。
検診機器メーカーの儲けになるだけ。

がん治療  
・手術 効果ない。害の方が大きい  
・抗がん剤 効果ない。害の方が大きい  
・放射線治療 一定効果ある。  近藤の専門は放射線。我田引水か。
日本は手術と抗がん剤が主流=化学物質使用と物理的除去。手術が自己目的化。

・手術 麻酔技術+手術で切除
ほっておいても治るか、手術しても死ぬか。
効果ない。むしろ患者の生がまっとうすることを妨げる。
放置して、痛みを抑える緩和治療をする方が生の質を維持できる。
ほんとのがんは切っても治らない 手術は有害無益
早期発見-切除-完治というがんは、ほっておいても治った(悪化しない)

・抗がん剤
薬代全体で年間7兆円。そのうち9割は無駄。5~6兆円は減らせる。
抗がん剤は2000億円程度。
抗がん剤はがんの1割にしか効果がなく、ほかのがんには有害なだけ。高価だが効果はない。
効果あるのは子供のがん、急性白血病のみ。
胃がん、大腸がん、肝臓がん、食道がんには効果がない。
副作用が強い。効果と副作用との天秤。

まとめ
・「重いがんでも戦わなくても治る」ということをいっているのではなく、ほっておいても治るものと、早く見つけても治らないものがある。だから無意味な検診・治療はするなということ。
・がん治療すべてに反対しているわけではなく、過剰な手術、抗がん剤治療に反対している。
・個別の結果ではなく、社会全体での効果の話。個々にやりたければ否定するものではない。

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